為替レートを読む
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通常、為替レートの表示は「2WAYプライス」と呼ばれる方法が採用されています。2WAYプライスとは、為替レートを表示する場合に買値と売値の両方のレートを同時に表示することです。これは不正なレート操作を防止し、公正な取引を行うための措置です。
2WAYプライスの必要性
例えば株式の場合には、証券取引所において株の価格は決まります。だから株の価値は、同じ時間帯ならどの証券会社で買おうと同じになります。ところが為替レートの場合は各取引会社によって異なっており、各社がそれぞれレートを決めているのです。
ということはそこに、不正が入り込む余地が生まれるわけです。つまり「ドルを売ろうとするお客さんからは安く買い、ドルを買おうとするお客さんには高く売る」という顧客に不利なレートを表示することも可能なわけです。そんな不正を防ぐために、買値と売値の両方のレートを同時に表示する「2WAYプライス」が採用されているわけです。
取引会社を選ぶ際には、「2WAYプライス」を採用している会社を選ぶのが基本です。そしてレートも各社によって異なるので、為替取引をする前には各社の比較をしましょう。
為替レートの見方(ドル/円の場合)
通貨ペア BID ASK
USD/JPY 120.05 120.80
一番左の「USD/JPY」は、通貨ペアを表しています。USDは「United States Dollar(米国ドル)」で、JPYは「Japanese Yen(日本円)」を意味しています。つまりドル/円の為替レートということです。FXの通貨ペアには、他にも「GBP/JPY(英ポンド/日本円)」や「HKD/JPY(香港ドル/日本円)」など、様々な種類があります。
次に「BID」とは外貨を売る時の売値で、買い呼び値とも言います。一方の「ASK」は外貨を買う時の買値で、売り呼び値と言います。つまり上記の場合では「1ドルを120.05円で売れる」という意味であり、また「1ドルを120.80円で買える」ということです。
スプレットとは?
スプレットとは「BID」と「ASK」の差のことです。この差は為替手数料のようなもので、隠れたコストになります。そのため顧客にとっては、スプレットは小さい方が有利です。
例えば上記のレートの場合、ASKは120.80なので、「1ドルを120.80円で買える」ということです。そして直後にこれを売る場合、「1ドルが120.05円でしか売れない」わけです。スプレットが小さい方が顧客に有利というのは、つまりそういうことですね。
手数料無料が必ずしも有利ではない
取引業者によって、スプレットも異なってきます。現在では手数料が無料の取引業者もありますが、そういう会社はこのスプレットで利益を得ているケースが多いです。そのため手数料が無料だからといって、その会社が有利かというと必ずしもそうではありません。スプレットも取引コストとなるので、スプレットが小さいところを選びましょう。
スプレットの表記単位
スプレットを表記する場合、「Pips(ピップス)」や「ポイント」という単位が用いられることが多いです。円が決済通貨となる場合には、分かりやすく「○銭(せん)」と表記されることもありますが、FXでは円が絡まない外国の通貨同士を交換することもあります。そのため「Pips(ピップス)」や「ポイント」という単位で表記されているのです。
通常ドル/円の場合のスプレットは、2~5Pipsになります。上記のレートでは一目で差が分かりやすいように数値を大きく開けましたが、実際には2~5Pips程度のはずです。
また一般的にEUR/ USDのようにメジャーな通貨ペアほどスプレットは小さくなり、マニアックな通貨ペアになるほどスプレットが大きくなる傾向があります。
▽外為どっとコムのスプレット(2007年11月時点)
・米ドル/円(USD/YEN)・・・・・・・・4ポイント(4銭)
・ユーロ/円(EUR/YEN)・・・・・・・・5ポイント(5銭)
・ユーロ/米ドル(EUR/USD)・・・・・・5ポイント(0.0005ドル)
・豪ドル/円(AUD/YEN)・・・・・・・・5ポイント(5銭)
・ポンド/円(GBP/YEN)・・・・・・・・9ポイント(9銭)
・NZドル/円(NZD/YEN)・・・・・・・8ポイント(8銭)
・カナダドル/円(CAD/YEN)・・・・・・8ポイント(8銭)
・スイスフラン/円(CHF/YEN)・・・・・8ポイント(8銭)
・香港ドル/円(HKD/YEN)・・・・・・・4ポイント(4銭)
・ポンド/米ドル(GBP/USD)・・・・・・8ポイント(0.0008ドル)
・米ドル/スイスフラン(USD/CHF)・・・8ポイント(0.0008フラン)
・南アフリカランド/円(ZAR/YEN)・・・8ポイント(8銭)